真夏の暑い時期や真冬の寒い季節まで、春夏秋冬キャンプを楽しんでいます。
「最近はキャンプ人気が落ち着いてきましたが、それでもいろいろなブランドからナイフが発売されています」
いざ購入しようと思ってもたくさんあり過ぎて、どのブランドのどのナイフを選んだらいいか迷います。
「今回紹介するナイフは、永尾かね駒製作所から発売されている肥後守」
ある年代の方は肥後守と聞くと、鉛筆を削ったり切り出しナイフに使っていたという方も多いはず。
我が家も子供の頃、筆箱に肥後守を入れてあった記憶があります。
「昔は多くの方に浸しまれた肥後守ですが、時代の流れと共に徐々に生産を縮小していきました」
そのような中、2012年にフランスの専門誌のPANORAMAで、肥後守特集を組まれた結果人気が沸騰。
フランスのブームが逆輸入する形で、日本国内でも再び注目されるようになり、一時期生産が追いつかず購入できない時がありました。
今回は、今注目されている肥後守について、詳しくブログで紹介したいと思います。
「肥後守は、明治27年頃に金物問屋の重松太三郎氏が、鹿児島から持ち帰ったナイフを元に、携帯できるようチキリを付けて、刃と柄を折りたためるように考案」
当時の取引先の多くが九州南部だったことから製品名を肥後守ナイフとして販売したところ、現地で好評を得て販売数が大幅に増加。
永尾かね駒製作所
「明治32年に、肥後守ナイフ協会が成立され、最盛期には登録製造業者が40軒、肥後守ナイフの製造に従事するものが200名を超える大きな産業になりました」
その後にカッターや鉛筆削りの登場、刃物追放運動などが起こり、廃業する業者が増え、現在は肥後守の商標を使用できるのは永尾かね駒製作所のみになっています。
永尾かね駒製作所
「各地で肥後守を模造した偽物が多く造られるようになり、様々なトラブルが発生した為、明治43年に肥後守を商品登録し現在に至ります」
永尾かね駒製作所
「全鋼は刃全てが鋼で造られており、割込構造と比べて硬度が高く、刃先を薄く研いだ際などに反りにくいというメリットがあります」
6:4研ぎや7:3研ぎなど、裏と表の研ぎ角度を変えられるのもポイント。
「割込は、鋼を柔らかい軟鉄で挟み込んだ構造」
V字型の両刃なので利き手に関係なく、左右どちらでも使うことができます。
「ステンレスは、軟材の真ん中にV金10号鋼を挟み込んでおり、研ぎやすく切れ味が抜群でサビに強いのが特徴」
鞘の部分もステンレスが使われていて、水場でも気兼ねなく使用することができます。
「最近はステンレスが人気ですが、我が家は最もポピュラーでオーソドックスな肥後守青紙割込を使用」
「軟鉄と青紙が三層になっている複合材を鍛造し、焼き入れをしています」
芯鋼には青紙を割り込んであり、鍛造してあるので切れ味がいいのが特徴。
「肥後守は、チキリと呼ばれている刃元の突起部分を押すと刃が出でくるシンプルな仕組み」
刃が開いてもロックしないので注意して下さい。
チキリがロック機能になるので、チキリを押さえながら作業して下さい。
「肥後守の鞘は金属製なので、木製ハンドルのオピネルナイフみたいに、水で濡れると木が膨張して出し入れしにくくなりません」
「我が家が肥後守を購入した理由に、昔ながらの懐かしい雰囲気と無骨なデザインがあります」
それ程おしゃれなデザインではないですが、昔ながらの懐かしい雰囲気と無骨なデザインで愛着がもてます。
「我が家は青紙割込の特大を使ってますが、持つとずっしりとした重みを感じます」

「肥後守は、特大・大・中・ポケット・豆などのサイズがあります」
「特大サイズは、全長215mm、刃長約95mm、刃幅16.5mm、刃厚3mm、鞘長120mm、重量70g」
特大サイズ
全長215mm
刃長約95mm
刃幅16.5mm
刃厚3mm
鞘長120mm
重量70g
「大サイズが、全長175mm、刃長約75mm、刃幅14.5mm、刃厚3mm、鞘長98mm、重量50g」
大サイズ
全長175mm
刃長約75mm
刃幅14.5mm
刃厚3mm
鞘長98mm
重量50g
「中サイズが、全長160mm、刃長約65mm、刃幅12.7mm、刃厚3mm、鞘長92mm、重量43g」
中サイズ
全長160mm
刃長約65mm
刃幅12.7mm
刃厚3mm
鞘長92mm
重量43g
「キャンプで料理をするのに使用するなら肥後守の刃の長さを確認して下さい」
「肥後守の特大の刃の長さは95mm・大は75mm・中は65mm」
キャンプで料理をするなら特大の95mmか大の75mmになります。
「わかりやすいように、特大サイズと一味唐辛子の瓶と比べると下記の通り」
「特大サイズの鞘は、一味唐辛子の瓶より一回り大きな長さになっています」
「食材を切りやすいのは、刃の長さが95mmある特大サイズ」
「特大サイズなら肥後守の青紙割込がおすすめ」
「大サイズでもキャンプで料理をするのに使えます」
肥後守の大サイズなら肥後守のステンレスが使いやすいです。
「青紙割込の大も人気で、鉛筆や切り出しナイフとしても使えます」

「青紙割込特大サイズの口コミは、下記のような感じ」
●手が大きめの自分には、使いやすく、とても重宝しています。
●とても良い商品だと思います。鉛筆削りから、ダンボールやビニールテープのカット、フルーツなどのカットにも使えます。ステンレスとは違い研ぎ易く、刃も簡単につき切れ味もステンレスより長くもちます。
●ものすごくよく切れます。箱から出した段階でよく切れます。キャンプの時に箸を作りました。細い木を割り、削って箸の形にするのに楽でした。
●綺麗でカッコよく、またよく切れます。キャンプで使うのが楽しみです。
「ステンレス大サイズの口コミは、下記のようになっています」
●質感・使い勝手ともに期待通りでした。初めは開閉時に動きが硬いと感じましたが、だんだんとスムーズになってきました。
●ロック機能はありませんが、出っ張りを親指で押さえることで問題なく使えます。切れ味はさすが肥後守です。
●さっと使えて切れ味も良いと思います。
●コンパクトで軽量。ステンレスなのでキャンプ料理に最適です。
●バトニングは出来ません。フェザースティックなら作れると思います。モーラナイフのような万能性はありませんが、コンパクトな調理ナイフとして重宝しています。
「実際に我が家は、肥後守の特大サイズを使用して食材を切っています」
いろいろな食材を肥後守で切りましたが、全く不便はなくとても切りやすかったです。
この日は、タコやちくわを切りました。
「ある年代の方は、肥後守といえば鉛筆削りのイメージがあると思いますが、キャンプの料理ナイフとして使っても全く問題はありません」
「肥後守は、購入時からよく切れるナイフですが、使っている内に切れ味が衰えてきます」
切れ味が悪くなったら京セラから発売されているロールシャープナーがおすすめ。

「京セラのロールシャープナーは、荒研ぎと仕上げ研ぎの両方できる万能な商品」

「砥石部分には荒研ぎできる溝面と、仕上げ研ぎができる平らな面があり、回転することで一度に荒研ぎと仕上げ研ぎができます」
京セラのロールシャープナーを使用すると、よく切れるようになります。
「肥後守の刃を研ぐのに、砥石を使用される方もおられますが、刃を当てる角度や研ぐ時間も難しいです」
「砥石の使い方が難しいので、我が家も京セラのロールシャープナーを使用しています」
「刃をロールシャープナー本体のガイド溝にセットし、前後に10往復するだけでOK」
水を使わないので、簡単手軽に肥後守が磨けます。
「食材を切りやすいのは、刃の長さが95mmある特大サイズ」
特大サイズなら肥後守の青紙割込がおすすめ。
「大サイズでもキャンプで料理をするのに使えます」
肥後守の大サイズならステンレスが使いやすいです。
「青紙割込の大も人気で、鉛筆や切り出しナイフとしても使えます」

肥後守のいろいろな種類Check!
今回紹介したナイフは、永尾かね駒製作所から発売されている肥後守。
ある年代の方は肥後守と聞くと、鉛筆を削ったり切り出しナイフに使っていたという方も多いはず。
我が家も子供の頃、筆箱に肥後守を入れてあった記憶があります。
昔は多くの方に浸しまれた肥後守ですが、時代の流れと共に徐々に生産を縮小していきました。
そのような中、2012年にフランスの専門誌のPANORAMAで、肥後守特集を組まれた結果人気が沸騰。
フランスのブームが逆輸入する形で、日本国内でも再び注目されるようになり、一時期生産が追いつかず購入できない時がありました。
肥後守の刃は、割込・全鋼・ステンレスタイプがあります。
全鋼は刃全てが鋼で造られており、割込構造と比べて硬度が高く、刃先を薄く研いだ際などに反りにくいというメリットがあります。
6:4研ぎや7:3研ぎなど、裏と表の研ぎ角度を変えられるのもポイント。
割込は、鋼を柔らかい軟鉄で挟み込んだ構造。
V字型の両刃なので利き手に関係なく、左右どちらでも使うことができます。
ステンレスは、軟材の真ん中にV金10号鋼を挟み込んでおり、研ぎやすく切れ味が抜群でサビに強いのが特徴。
鞘の部分もステンレスが使われていて、水場でも気兼ねなく使用することができます。
キャンプ用品セールCheck!

(ナチュラム)
キャンプ用品セールCheck!
(amazon)

キャンプ用品セールCheck!
(楽天)